ript 大地震の経験から学んだこと | ★4人のママで管理栄養士★りり子のブログ

大地震の経験から学んだこと

こんにちは。

実は私、大きな震災を2回、経験しているんです。

一度目は皆さんも一番記憶にあると思いますが2011年3月11日に起きた‟東日本大震災”です。

二度目は、2018年9月に起きた‟北海道胆振東部地震”です。

どちらも本当に怖い思いをしました。

大きな地震が来た時に、小さい子どもと一緒に私がどのように過ごしたか書きたいと思います。

東日本大震災

揺れ始めから退社まで

2011年の3月、私は震源地から割と近い福島県に住んでいました。

地震が起きたあの日、金曜日で、職場のパソコンの前に居ました。

はじめは、ゆっくりした揺れで、すぐに大きな横揺れがきました。

かなり長い揺れで、何が起きたのか状況がつかめませんでした。

不安でたまりませんでした。

そして私は、当時、老人ホームで管理栄養士として働いていたので、震災当日の夕食を出す責任がありました。

すぐに電気が消え、厨房も物が散乱している中、ガスを使うことは危険でした。

常備してあった非常食を使用する指示を出し、私も一緒に作業をしました。

そんな中、頭の中をよぎるのは保育園に預けている当時1歳の子どもの事です。

携帯電話もすぐに通じない状態になってしまい、保育園に電話をかけることもできませんでした。

そんな中、一人の上司が「りり子さん、子ども心配でしょ?もう帰っていいよ」と言ってくれたんです。

ふと、時間をみるとすでに仕事終了時刻をとっくにすぎた18:30でした。

保育園へ向かう

私はすぐに保育園に向かいました。

道路は所々盛り上がったり、ブロック塀が倒れていたり…ようやくたどり着き急いで中に入りました。

先生は「お母さん、待ってましたよ!!」と子どもと2人で待っててくれました。

うちの子以外、他の子ども達はすでに帰宅していました。

「遅くなってごめんね」と子どもに声をかけ、無事でよかったと安心したのを覚えています。

明日からしばらく休園という事を聞き、帰りました。

ポータブルストーブに助けられた

自宅に帰ると、停電、水も出ない、ガスも使えないという状況。

とにかく何をしてよいか分かりませんでした。

その日は、3月でしたが外は雪が降っていたんです。

寒い夜でした。

普段は、石油ファンヒーターを使用していましたが、電気が使えず暖房は使えない状況になっていました。

そんな中、幸いなことに電気を使わないポータブルの石油ストーブがあったんです。

乾電池で着火できるので停電時でも対応可能です。

大きな余震もあったので、常に火には注意しながらではありますが、温まることができました。

寒い地域にお住いの皆様、電気を使わず使用できるポータブル石油ストーブは家庭に一台あると本当にいざという時に助かりますよ

何を食べたか

ガスも水もない状態、食べるものは買い置きをしていたパンがあったので、まずはパンを食べました。

あとは、缶詰には助けられました。

緊急時に何かしら口に入れることができるようにカロリーメイトなんかでもいいと思います。

ぜひ、買い置きをしておきましょう。

賞味期限が来る前に、それらは消費し、また補充しておくことで常に在庫がある状態が作れるといいと思います。

しかし、食べるものより水がなかったのが困りました

翌日、給水所ができ、多くの人が並んでいました。

水のストックも必要だと感じます。

水が確保できたら、カセットコンロを使用し、簡単なインスタントラーメン等は作ることが出来ました。

仕事へ向かった

翌日は、保育園も休園で仕事に行くことが難しかったのですが、栄養士という職業柄、職場の食事に関する責任もあります。

私は、子どもを連れて職場へ行きました。

まだ、1歳で、じっとしていられなかったので、おんぶ紐を用意し、おんぶしながら動きました。

職場では、ガスが使えず、食材も納品されない等大変なことが様々ありました。

何日間か子どもを連れて仕事に行き、職場の皆とも協力しながら何とか食事を提供することが出来ました。

近くに"預け先がない”場合、でも仕事も休めない…そんな状況の中、

今思うとよくやったなぁと思います(;´∀`)

必要だったもの

まずは、やはり食料と水の確保です。

まとめますと

  • 食料
  • カセットコンロ、ガスボンベ
  • ポータブルストーブや毛布等、暖がとれるもの
  • 車でつかえる携帯電話の充電器、モバイルバッテリー(携帯の充電がなくなるとすごく不安です)
  • ランタン(懐中電灯より置けるので便利です)
  • 乾電池

子どもに関しては

  • オムツ(いつ無くなるか不安なので常に予備を多めにストックしておくといいです)
  • おしりふき(顔や体にも使えます)
  • 子どものお菓子(不安をやわらげられます)
  • 着替え数着(ちょうど、子どもが吐いたりして着替えが何枚も必要でした。服は多めが安心です)
  • おもちゃ、絵本(テレビもつきませんので意外と時間をやり過ごすために必要でした)

地震直後から2日ほど乗り切れば、徐々に避難所の開設や支援物資なども届いてくると思います。

大人も不安ですが、子どもも不安だったと思います。なるべく不安にさせないよう、いつも通りふるまっていました。

起きてほしくありませんが、日ごろ、万が一に備える気持ちを持つことは大切だと実感しました。

以上私の体験談でした。何か参考になれば幸いです!

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